DIY

車の凹みキズを素人が修復するとどうなるのか?!パテ埋めとペイント

みるみるランドのエブリイ「みるりー」DA17V。

購入して2週間で当て逃げされました!
ってことで、修復してみることにしました。

果たして素人でも車の凹みキズは修復できるのでしょうか。

ソフト99の公式サイト「99工房」を参考に挑戦してみました。

■車の凹みキズを修復

エブリイバンが当て逃げされたときの動画はこちらです。

当て逃げされたキズはこちら。

ボディ横、助手席側のドアの部分ですね。
キズだけじゃなくて、ボディが凹んでいます。

さらに後ろのスライドドアもやられています。

こちらは助手席側のドアの下です。

ここは当て逃げではなく、ドアを開いたときに普通にぶつけてしまった凹みです。

凹みとキズを修復するにあたって今回買い揃えたアイテムです。

総額1万円ちょっとです。

板金屋さんで修理してもらったら数万円すると思います。
それに比べたらお得ですね。

どんなアイテムを買えばいいか?

それぞれの使い方などは全部ソフト99の公式サイトにのっていました。
99工房補修ナビ
https://www.99kobo.jp/

今回チャレンジしたボディの凹みキズの補修のやり方はこちらです。
https://www.99kobo.jp/repair/body/03_wonderful.html

補修のコツという小冊子が入っていました。

・下地研磨

まずは補修箇所の下地をサンドペーパーで研磨します。

150番、320番、600番、1000番の4種類が入っています。

数字が大きくなるほど細かい目になります。

各番手を使い分けることで効率よく作業できます。

耐水サンドペーパー150番で補修箇所の塗装をはがします。
次に320番に変えて周囲との段差をなくしていきます。

バケツを用意して、サンドペーパーに水をつけます。

円を描くように研磨するとペーパー跡が残りやすくなります。

直線的に往復作業で研磨するのがコツです。
一方向だけじゃなくて、縦、横、斜めと動かすように研磨します。
ペーパーの一箇所だけじゃなく、均等に新しい面で研磨します。

サンドペーパー用の専用パッドを使うと研磨しやすいです。

専用パッドは握りやすくて力が均等になるのでキレイな仕上がりになります。

このようにサンドペーパーを巻いて使います。

まずは150番で研磨していきます。

下地を研磨していきます。

150番はけっこう荒いのですぐに塗装面が研磨されていきます。

最初はいけないとことをしているような罪悪感が襲ってきます。
でもしばらくやっていくと徐々に楽しくなってきます。

こんな感じで下地を研磨しました。

いかにもヤスリで削りましたって感じですよね。

研磨パッドを使ってさらに研磨していきます。

・パテ塗り

次にパテ塗りをしていきます。

パテを塗る前に、パーツクリーナーで脱脂します。

ソフト99のサイトでは、パーツクリーナーではなくシリコンオフが使われています。
脱脂ができればどちらでもOKです。

脱脂してボディに付着した余計な油分を除去します。

こちらがパテ塗りで使用するアイテムです。

これが厚づけパテです。

ソフト99の公式サイトでは黄色のパテが使われています。
シルバーのボディにはライト&ホワイトのほうが目立ちにくいとのことで、今回はこちらの色を選びました。
最終的にはプラサフとペイントでパテの色は完全に隠れるので、どちらでも良いんですけどね。

サンドペーパーで削りやすいポリエステルパテです。
チューブタイプなので必要な量だけ出すことができて、保存も可能です。

使用方法が図解で詳しく書かれていました。

主剤、硬化剤、サンドペーパー、取扱説明書が入っています。

こちらは6種類のパテヘラセットです。

キズや凹みの大きさに合わせて使うことができます。

こちらはめくって使える使い捨てタイプのペーパーパレットです。

持ちやすいフィンガーホールもついています。
使い終わったら1枚ずつめくって破棄します。

ペーパーパレットの上に主剤を出します。

主剤の横に硬化剤を出します。

混合割合は100(主剤):2(硬化剤)です。

主剤を硬化剤をヘラで混ぜます。

この時点ですでに硬化が始まっています。

作業可能時間は約10分です。
パテの硬化時間は約1時間です。

凹みの奥に押し付けるように塗ります。

周辺部のほうが薄くなるように盛り上げていきます。

けっこうモリモリになってしまいました。

いかにも素人っぽい塗り方ですね。

パテが固まったら研磨します。

周りをマスキングテープで養生します。

ソフト99の公式サイトではサンドペーパー600番で研磨と書かれていました。
でも今回はパテが厚くなりすぎたので、150番で研磨していきます。

ガリガリとパテを研磨していきます。

だんだん滑らかになってきました。

320番、600番と番目を変えて滑らかにしていきます。

ここまでパテを研磨しました。

表面はかなりツルツルになりました。

タオルでドロドロに溶けたパテを拭き取ります。

よく見るとパテの表面に穴が空いています。

ここで登場するのが、うすづけパテです。

色はシルバーメタリックにしました。

速乾性のラッカーパテです。
ヘラに取ってそのまま塗れます。
硬化時間は約1時間です。

うすづけパテもサンドペーパーとヘラと取扱説明書が入っていました。

パーツクリーナーで脱脂します。

うすづけパテのシルバーメタリックはこんな感じです。

穴を埋めていきます。

パテが乾いたらサンドペーパーで研磨します。

こんな感じになりました。

・カラー塗装

パテが乾いたら塗装していきます。

塗装の際のマスキングのコツも丁寧に書かれていました。

まず最初にプラサフを塗装します。

プラサフというのは下地剤です。
サビを防いで上塗り塗料の密着をよくしてくれます。

塗装の前にパーツクリーナーで脱脂します。

マスキングテープで養生します。

補修箇所よりも少し広めにマスキングするのがポイントです。

プラサフは数回に分けて塗り重ねていきます。
下地が完全に隠れるまで塗ります。

1回目の塗装はこんな感じ。

まだ全然下地が隠れていません。

プラサフ2回目

下のほうは2回目でだいぶ下地が目立たなくなりました。

プラサフ3回目

下はだいぶ隠れたので3回で終了します。
上のほうはまだまだ下地が見えているので、さらにプラサフを重ね塗りしていきます。

プラサフ4回目

プラサフ5回目

5回目で上のほうも下地が完全に隠れました。

養生をはがします。

ここで新たな発見!

パテの表面がボコボコしている様子が浮き上がってきました。
この辺はやっぱり素人作業ですね。

次に耐水サンドペーパー1000番でプラサフを研磨します。

塗装した部分と周囲の塗装の段差をならすように研磨します。

研磨パッドを使うことでキレイに仕上がります。

指で表面をなぞりながら、段差がなくなるまで研磨していきます。

タオルで拭き上げます。

次にコンパウンド細目でカラー塗装前の下地作りをします。

塗装面周囲の変色や劣化した古い塗膜を磨き落としてペイントのノリを向上させます。

ドア1枚分を全体的にコンパウンドで研磨していきます。

タオルで拭き上げます。

いよいよカラー塗装に入ります。

ボデーペンのカラーペイントとボカシ剤、クリアーを使います。

パーツクリーナーで脱脂します。

カラーペイントをスプレーする前に、ボカシ剤を広い範囲にスプレーしておきます。


ボカシ剤を塗布することで、カラーペイントの白っぽいザラザラ(スプレーダスト)の発生を抑えてくれます。

では、ボカシ剤をスプレーします。

広い範囲をまんべんなくスプレーします。

ボカシ剤が乾かないうちにカラーペイントをスプレーします。

スズキ用Z2SシルキーシルバーMです。

カラーペイント1回目

カラーペイント2回目

カラーペイント3回目

カラーペイント4回目

カラーペイント5回目

カラーペイント6回目

カラーペイント7回目

カラーペイント8回目

カラーペイント9回目

カラーペイント10回目

カラーペイント11回目

カラーペイント12回目

カラーペイント13回目

カラーペイント14回目

カラーペイント15回目

最初はどうなることかと思いましたが・・・

10回目くらいから徐々にボディに馴染んできました。
15回重ね塗りしたら、完全に下のプラサフが見えなくなりました。

メタリック、パールマイカ塗装にはクリアーの上塗りが必要です。

クリアーは、カラー塗装よりも広い範囲をスプレーしていきます。

3~5回ほど重ね塗りをして光沢感のあるクリアー塗装に仕上げます。

外周部の白っぽいザラザラした箇所にボカシ剤をスプレーします。

養生をはがしていきます。

カラー塗料が完全に乾くまで1週間しっかり乾燥させます。

・最終磨き

1週間経過して、完全に塗料が乾きました。

最後の磨き作業に入ります。
コンパウンドシート⇒コンパウンド極細⇒液体コンパウンドの順番で仕上げていきます。

こちらがコンパウンドシートです。

パッドと一体の研磨シートです。
サンドペーパー3000番相当で、中型車のボンネット4枚分磨くことができます。
塗装後のコンパウンドがけの時間を大幅に短縮します。
塗装面の凹凸に馴染んで、新車に近い塗装面を再現します。

水に濡らしてボディ表面をなでていきます。

パテの上の塗料がはげてきました。

やっぱりこの辺も素人作業によるところですね。

塗れたタオルで拭き上げます。

次にコンパウンド極細で磨きます。

20~30cm四方ずつ磨いていくのがポイントです。
一度つけた液がなくなるまでしっかり磨きます。

タオルで拭き上げます。

最後に液体コンパウンドで磨きます。

専用スポンジはコンパウンドの種類ごとに使い分けします。

こちらも20~30cm四方ずつ磨いていきます。

磨いていくとだんだん光沢が出てきました。

最後にキレイなタオルで拭き上げて完了です。

はい、このように仕上がりました。

遠目で見ると凹みやキズが目立たなくなっています。

でも近くでよく見ると、やっぱりパテがボコボコしているのが分かりますね。

塗装もちょっと欠けています。

やっぱりこれがプロと素人との差ですね。

下のほうはだいぶ目立たない仕上がりになりました。

今回参考にしたのはソフト99のこちらのページになります。
https://www.99kobo.jp/repair/body/03_wonderful.html

■今回の記事のまとめ

エブリイバンの当て逃げされた凹みとキズを修復してみました。

かなり時間がかかりました。

一番難しかったのは、やっぱりパテですね。
パテがちゃんと滑らかにつけることができていれば、かなり目立たなくなっていたと思います。
なんせ、最初から上手にできる人はいませんからね。

これも良い経験です。

車も手をかければかけるほど、愛着が湧いてきます。

凹みとキズをキレイに消したいなら、やっぱりプロに頼むのが一番です。

多少見た目がおかしくてもいいから安く済ませたい!
それなら自分で補修するのもありかと。

そんな結果になりました。

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