ぶらり散歩

500万本の彼岸花|巾着田の曼珠沙華は絶対に一度は見ておくべし!

お彼岸の時期になると花が咲く彼岸花。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言われています。

その曼珠沙華が咲き乱れる観光スポットがあるということで行ってきました。
埼玉県日高市にある巾着田の曼珠沙華公園。

とにかく辺り一面、真っ赤な絨毯が敷き詰められたような感覚になります。
500万本の曼珠沙華、その景色は本当に圧巻でした!

■巾着田

巾着田というのは、地形が巾着袋の形に似ていていることから名付けられました。
清流高麗川(こまがわ)の蛇行によって巾着袋のような形が作られたんですね。
日和田のシンボルである日和田山から眺めると、巾着の形を見渡すことができるそうです。

春は菜の花、夏は蓮、秋はコスモスといった花が咲いて、四季ごとに景色が変わります。
その中でも一番有名なのが曼珠沙華で、日本一の曼珠沙華郡生地となっています。
9月中旬から10月上旬にかけて500万本の曼珠沙華が咲き乱れます。

・アクセス

-電車で行く場合-

巾着田の最寄り駅は、西武池袋線の高麗(こま)駅です。
お彼岸の時期に西武線に乗ると、曼珠沙華まつりの広告や宣伝をよく見かけます。

池袋駅から高麗駅までは、電車で約1時間です。
高麗駅から徒歩15分くらいで巾着田に到着します。
駅からバスも出ていますが、歩いていくと途中でいろんなお店があって楽しいですよ。
面白い形をした花なすや、日高市名産の栗などが売られています。
また、道端に曼珠沙華が咲いていたり、独特の雰囲気を堪能できます。

JRだと川越線・八高線の高麗川(こまがわ)駅が最寄り駅になりますが、高麗川駅からは徒歩40分かかります。

-車で行く場合-

車で行く場合は、関越自動車道鶴ヶ島インターから14キロ、圏央道圏央鶴ヶ島インターから11キロ、狭山日高インターから8キロです。

曼珠沙華の開花時期はすごく混雑します。
県道川越日高線、国道299号線、国道407号線は渋滞することもあります。
曼珠沙華公園には駐車場もありますが、台数に限りがあるので、できるだけ電車などの交通機関を利用するのがおすすめです。

取材当日は平日の金曜日だったのですが、ものすごい車が来ていて周辺道路が渋滞していました。
駐車場の空き待ちの車でごった返していましたね。

・曼珠沙華公園

巾着田の中にある、500万本の曼珠沙華が咲き乱れる場所が曼珠沙華公園となっています。

2017年9月20日(水)には、天皇皇后両陛下が私的旅行で訪れて曼珠沙華を鑑賞されました。
この日はちょうど見頃を迎えていたので、良い散歩ができたのではないでしょうか。
体を寄せ合いながら遊歩道を約20分間散策したそうです。

曼珠沙華が咲いている時期は、「巾着田曼珠沙華まつり」というのが行われます。

2017年は、9月16日(土)~10月1日(日)までとなっています。
営業時間は、9:00~16:30です。
※開花状況によって変更する場合があります。

-料金-

曼珠沙華公園は入場料が1人300円です。
中学生以下、身体障がい者手帳・療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳を所持している方は無料です。
団体割引は20名以上で、合計から2割引となります。
駐車場は1日1台、普通車が500円、バス3,000円、バイク100円です。

詳しくは巾着田の公式ホームページにてご確認ください。
曼珠沙華の開花状況などもチェックできます。
⇒ 巾着田の公式ホームページはこちら

■今回の散策マップ

今回の取材では、池袋駅からの出発です。
西武池袋線に乗って飯能駅で乗り換え、高麗駅まで行きました。
高麗駅を降りると、あちこにで曼珠沙華のアピールがされていました。

高麗駅の改札には、PASMO、Suica専用の臨時改札口も設置されていました。

駅前には花さんぽステーションが設置されていて、パンフレットなどが配られていました。
高麗は「渡来人の里」でもあるんですね。

駅の改札を出て右手に、「巾着田 曼珠沙華」の案内が出ています。

駅からバスも出ているのですが、今回はのんびり歩いていくことにしました。
高麗駅から巾着田までは、歩いて約15分くらいです。
途中で案内標識が出ているので、迷わずに行けますよ。

道中には日高市名産の栗や、面白い形をした花なす、その他に地元で取れた野菜などが直売所で販売されていました。

コスモスや曼珠沙華が道端に咲いていました。

大きな通りに出ると、高麗川が見えてきます。
鹿台橋の上からは、巾着田の遊歩道を歩く人々を見ることができました。

途中で「ALISHAN 阿里山」とうカフェを発見。

巾着田へ到着。

巾着田では、カワセミなどの野鳥や、ムササビなどの小動物、ホタルなども観察できるそうです。

巾着田河原遊歩道を入っていきます。
ちなみに日高市は「遠足の聖地」と呼ばれているみたいです。

遊歩道を歩いていると、さっそく曼珠沙華が姿を現しました。

しばらく歩くと、1番の出入り口へ到着。
ここから先は有料で300円を支払います。

公園の中へ入ると、曼珠沙華の量が一気にボリュームアップします。
とても迫力があり、見応えある景色が広がっていました。

みなさん立ち止まって、スマホやカメラで撮影していましたね。
一眼レフなどの本格的なカメラで撮影している人もたくさんいました。

混雑時には、三脚を立てて撮影するのが禁止されています。
そのため、一脚で撮影している人が多かったです。

高麗川の河原では、バーベキューやデイキャンプが可能です。
でも、曼珠沙華が見頃を迎える時期にはバーベキューが禁止になります。

曼珠沙華まつりの会場には、さまざなまお店が出店していました。
饅頭ややきそば、お弁当、狭山茶、こんにゃく、焼き栗など。
テントと椅子が設置されていて、休憩することができます。

巾着田の地酒もありましたね。
銀杏のまな板や、桧のまな板などの木工品も販売されていました。

会場の近くにある4番出入り口を抜けると、あいあい橋があります。
ふるさと創生資金を基に建設された橋だそうです。
構造な複雑な木造の橋で、風情のある独特な存在感を醸し出しています。

あいあい橋の上からの眺めもまた迫力があって、とても見応えがあります。
みなさん橋の上から記念撮影をしていました。

あいあい橋を渡ると、民族資料館があります。

巾着田には牧場もあるのですが、ここは私有地なので入ることができませんでした。

白からピンクへ色が変化する酔芙蓉の花も咲いていました。
ピンクに染まる姿から、「ほろ酔いの貴婦人」と呼ばれているそうです。
面白い花ですね♪

巾着田から再び高麗駅に戻りました。

高麗駅の近くに「高麗村石器時代住居跡」があるということで寄り道して行ってみました。
石器時代の家族の様子が描かれています。
昔はこんなふうに生活していたんですね。

■曼珠沙華のプチ情報

・曼珠沙華の読み方

ちなみに曼珠沙華の読み方ですが、「まんじゅしゃげ」が一般的です。

しかし、山口百恵さんの歌で「曼珠沙華」という歌がありますが、こちらは「まんじゅしゃか」と歌われています。

サンスクリット語の発音だと、「マンジュシャカ」は「赤い」という意味があるそうです。
それに、歌の響きからして「まんじゅしゃげ~♪」と歌うよりも、「まんじゅしゃか~♪」のほうがイメージい合っていたからという説もあります。

いずれにしても、事の真相は作詞家の阿木耀子さん、もしくは作曲家の宇崎竜童さんに聞いてみないと分かりませんね。

・曼珠沙華の花言葉

曼珠沙華の花言葉は、「あきらめ」、「独立」、「情熱」です。

情熱は、花が赤いからなんとなく分かりますよね。
あきらめや独立については、彼岸に由来しています。
あの世とこの世が離れているところから来ているそうです。

また、曼珠沙華は毒性を持っています。
食べると命の危険もあることも由来していると言われています。

ちなみに、白い曼珠沙華の花言葉は、「また会う日を楽しみに」です。

■今回の記事のまとめ

今回は、巾着田の曼珠沙華公園をぶらり散歩してきました。
ちょうど見頃を迎えていたので、絶好の景色を見ることができました。

行く前に写真で見て凄そうだなとは思っていたのですが、実際にみるとやっぱり全然違いますね。
真っ赤に埋め尽くされた曼珠沙華の迫力に圧倒されてしまいました。

この景色は本当に一見の価値ありなので、みなさん一度はぜひ足を運んで行ってみてください。
東京からも電車で1時間で行けますので、日帰り散歩にもちょうどいいですよ♪

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