新潟県燕三条にあるキャンピングカー製造販売会社のカトーモーターさん。
今回は、みるみるランドのエブリイ(みるりー)にテーブルと棚を取り付けていただきました。
完全オリジナルです。
前回は断熱加工をしていただいたのですが、今回は家具です。
カトーモーターさんのキャンピングカーといえば、職人さんの手作りによる木の家具が特徴的です。
ぬくもり感のある木の家具を使って、テーブルと棚を作っていただきました。
■初日の作業
こちらがカトーモーターさんの会社です。
エブリイの車内を見ながら打ち合わせです。
担当してくださったのは、家具職人の太田さんです。
すらすらとイメージ図を書いてくださいました。
こちらはカトーモーターさんのキャンピングカーで使われているテーブルです。
こんな感じのテーブルを作ってもらうことになりました。
このようになる予定です。
こちらは家具工場です。
楢(なら)の集成材を使います。
楢の特徴は、硬くて丈夫で長持ちするところです。
大きな機械でカットします。
NCルーターという機械では、プログラミングされた形で板をくり抜くことができます。
たとえばこんな感じの丸い穴もくり抜くことができます。
カットした楢の集成材をセットします。
機械が動いてカップホルダーの穴をくり抜いてくれました。
あっという間に2つの穴ができました。
ベルトサンダーで角を取ります。
ルーターで丸みをつけます。
使い方を教えてもらいながら操作してみました。
上手にやるにはコツがいるようです。
サンダーでヤスリがけをします。
120番から240番へと目を細くしていきます。
表面がツルツルになりました。
■二日目の作業
二日目の取材です。
太田さんが前日にクリア塗装をしておいてくれました。
表面がコーティングされて防腐効果も出てきます。
鎚起銅器(ついきどうき)のカップホルダーです。
鎚起銅器というのは、銅板を鎚で打って延ばして作る燕三条の伝統工芸です。
ひとつひとつ色や形が違います。
セロテープを巻いてカップホルダーがしっかり固定されるようにします。
テーブルを取り付けるレールと脚です。
こちらの部品は、カーク産業さんから通販で購入できます。
レールと接続する部品を取り付けます。
テーブルを取り付ける枠の上に棚を取り付けます。
これが枠と棚です。
こんな感じで取り付けます。
下にドリルで穴を開けます。
床板にも穴を開けて鬼目ナットを取り付けます。
板張りした壁にビス止めして固定します。
これで完全に固定されました。
ビスは目隠しします。
高速カッターでレールをカットします。
カットした面をヤスリがけしてバリを取ります。
木の枠にレールを取り付けます。
脚の長さを測ります。
脚を高速カッターでカットします。
ヤスリでバリを取ります。
脚をテーブルに取り付けます。
テーブルをレールにセットします。
これでテーブルと棚が完成しました。
車内が一気にカトーモーターさんっぽい雰囲気になりました。
テーブルも棚も簡単に着脱できます。
これから車中泊で大活躍してくれそうですね。
カトーモーターさん、ありがとうございました。
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