江ノ電途中下車ぶらり散歩企画の第5弾は極楽寺です。
「極楽寺」って、なんとも縁起の良さそうな名前ですね。
行くだけで幸せな気分になれそうな予感がします♪
前回は、鎌倉の海水浴場として人気の由比ヶ浜を散歩したあとに成就院を参拝。
そして、次の目的地である極楽寺駅へと歩いてきました。
極楽寺は、極楽寺駅を線路で挟んで目の前にあります。
あいにく境内の中は撮影禁止でしたが、とても静かでこじんまりとした風情のあるお寺でした。
■極楽寺の見どころ
・極楽寺の歴史
極楽寺は1259年、二代執権北条義時の三男である重時により建立されました。
開山は忍性(にんしょう)で、鎌倉で唯一の真言律宗です。
忍性の通称は良観で、貧民やハンセン病患者といった社会的弱者を救済した真言律宗の僧侶です。
極楽寺の全盛期は、金堂や講堂、十三重塔など49の塔頭を備えた大寺院でした。
のちの合戦や火災、震災により、今ではただ一つ残された吉祥院が本堂となっています。
・極楽寺の拝見について
極楽寺の参拝時間は、9:00~16:30までとなっています。
宝物館は1月1日~1月15日、3月彼岸~6月30日、9月彼岸~11月30日の期間で土・日・祝日の10:00~16:00のみ開館です。
宝物館の拝観料は300円です。
重要文化財の秘仏である清涼寺式釈迦如来立像は、正月と4月8日に公開されます。
境内は禁煙&撮影禁止なので注意してくださいね。
-見どころ-
極楽寺の前にはアジサイが植えられています。
梅雨の時期にはアジサイごしの極楽寺が絵になりそうですね。
入り口はとても狭く、かがまないとくぐれない仕様になっています。
中へ入ると、石畳がまっすぐ奥の本堂までつながっています。
参道の両脇には桜の木が植えてあって、春になると桜のトンネルになります。
これは一度見てみたいものですね。
奥には大きなサルスベリの木があって、綺麗な花を咲かせているのが見応えありました。
・アクセス
極楽寺の最寄り駅は、江ノ電の極楽寺駅になります。
線路を挟んで目の前にあります。
桜橋という赤い橋を渡ってすぐ左手に極楽寺が見えてきます。
駐車場はありません。
近くのコインパーキングを探して停めてから徒歩で行きましょう。
由比ヶ浜の海岸からでも歩いて10分ほどで行けます。
・ロケ地
極楽寺は映画やドラマのロケ地としてもよく使われています。
-最後から二番目の恋-
最も有名なのが、ドラマ「最後から二番目の恋」ですね。
2012年にフジテレビで放送された、小泉今日子さんと中井貴一さん主演のドラマです。
このドラマでは、極楽寺やその周辺がロケ地として使われました。
-海街diary-
もう一つ有名なのが、映画「海街diary」です。
2015年に公開された、吉田秋生さん原作の漫画を実写化した映画です。
綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんが四姉妹を演じた作品です。
四姉妹は江ノ電の極楽寺駅の近くの古民家に暮らしているという設定でした。
■極楽寺駅
極楽寺駅も風情のある独特の雰囲気でロケーション抜群の駅です。
第3回関東の駅百選にも認定されています。
無人駅なのですが、この日は駅員さんが立っていました。
鎌倉駅から極楽寺駅までは江ノ電で約7分ほどです。
片道料金は大人220円、子供110円です。
・極楽洞
極楽寺駅と極楽寺の間にある桜橋からは、極楽洞が見えます。
江ノ電の極楽寺駅から長谷駅の間にあるトンネルです。
レンガ造りの坑門で、電気鉄道のトンネルとして建設当時の原型をとどめている貴重な風景です。
・極楽とんぼ
極楽寺の目の前には、「極楽とんぼ」という黒毛和牛ハンバーグ専門店があります。
極楽寺名物のハンバーグかつや牛かつ、オムライスバーグなどの洋食が食べられます。
営業時間は、平日が11:00~16:00、土日祝が11:00~17:00です。
■今回の記事のまとめ
極楽寺は名前の響きが最高なので、行く前からけっこう気になっていました。
実際に行ってみて、ぶらり散歩して分かったことは、やっぱりロケーションの良さですね。
駅もお寺もどちらもそうなんですが、風情漂う独特の雰囲気がとても幸福感を味わえます。
映画やドラマのロケ地として使われるのも良く分かります。
次は春の桜のシーズンに来て極楽寺の桜のトンネルを見てみたいですね。
次回、稲村ヶ崎編へGO!
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