エブリイ

新潟のカトーモーターさん訪問取材と断熱加工DIYと吹雪の車中泊

新潟県燕市のキャンピングカー製造販売会社カトーモーターさんを訪問取材しました。

今回はキャンピングカーの紹介だけではありません。
プロに断熱施工のアドバイスを受けながらDIYするという企画!

みるみるランドのエブリイ「みるりー」に乗って行きました。

道の駅で車中泊しながら1泊2日の取材となりました。
初日がものすごい強風で、二日目はものすごい吹雪!

雪の新潟を満喫することができました。

■関越道を走り新潟県燕市へ

軽バンのエブリイに乗って、千葉県市川市から新潟県燕市に向かいました。
関越道に乗り、北へ北へと走ります。

途中で谷川岳PAに立ち寄りました。

すると、谷川の六年水という名水を発見!

ずっと水が流れています。

水筒に汲んでいきました。

谷川山系の雪解け水が約6年を経て浸透したものだそうです。
軟水で癖がなく、お茶やコーヒーに最適なんだとか。

谷川岳までは晴れていたのですが、関越トンネルを超えると一気に別世界。
吹雪が舞う雪景色になりました。

さすが新潟!
路肩には分厚い雪の壁ができています。

湯沢のあたりは本当に雪がすごいですね。

新潟の道路では、雪が積もらないように水が噴水のように絶えず湧き出ています。

道の駅パティオにいがたに立ち寄って買い物をしていきました。
ついでにランチもしていきました。

そばに餅が入っているとは、やっぱり新潟ですね。

温かくて美味しいです。

カレーそばも美味しかったです。

燕市は分厚い雲ですが、青空も見えていました。

広大な田園風景が広がっています。

■カトーモーターさんのキャンピングカー

カトーモーターさんの会社に到着しました。

店内がリフォームされて新しくなっていました。

リゾート施設のような居心地のいい落ち着く空間でした。

カトーモーターさんのキャンピングカーを取材させていただきました。

・ZOO(ズー)

ハイエース スーパーロングがベースのキャンピングカーです。

ZOOという名前は、家族みんなでワイワイ楽しく過ごせる空間という意味が込められているそうです。

イルデルフィーノ仕様というサイドに張り出した加工がされています。

これによって室内空間が拡張されて、断熱効果も高まります。

窓はアクリル2重窓です。

運転席を覗いてみると、オリジナルのシート生地でした。

シート生地の色はお好みで選べるそうです。

エントランスドアもしっかりしています。
網戸にもできます。

目隠しのシェードもあるのでプライベートもバッチリです。

対面式ダイネットは広くてゆったりとした空間です。

テーブルはスライドして位置を変えることもできます。

温かい間接照明の光が良いですね。
上部にはマガジンラックもあります。

カップホルダーは燕市の名産「鎚起銅器」です。

1枚の銅を鎚(つち)で打ち延ばして仕上げるそうです。

後部にはクローゼットと二段ベッドが配置されています。

天井の照明も板材を使った家具の仕様になっています。

エントランスのすぐ脇に冷蔵庫を配置しているので、出し入れがしやすいです。

キッチンの天板も広いですね。

取り出しやすいティッシュケースも配置されていました。

ガラス蓋付きのシンクもあります。

シンクの下には20Lの給排水タンク。

上部には収納スペースがあります。

身長170cm以下の人は横向きで寝れます。

ダイネットをベッド展開します。

1900mm×1200mmという大きなフラット空間で大人2人が就寝可能です。

2段ベッドの下は収納スペースになっています。

荷物の出し入れに便利な引き出し式収納です。

・オークサイド ロイヤル

ハイエース スーパーロングがベースのキャンピングカーです。

燃焼の種類を間違えないように、ちゃんと「レギュラー」と書かれています。

右側のボディが張り出しています。

運転席と助手席はオリジナルシートカバーです。

フロント反転対座シートになっています。

上部には木枠付きのカーテンレールが取り付けられています。

オークサイドといえば、このリッチな気分を味わえる2列目キャプテンシートです。

入り口のすぐ横にカトーモーターさんのオリジナルコントロールパネルが配置されています。

キャプテンシートはリクライニングできて、オットマンも付いて超快適です。

このまま眠りたくなりますね。

オークサイドロイヤルは、L字のソファベッドが配置されています。

このレイアウトもなかなか落ち着きますね。

高級木材カリンを組み込んだテーブルが良い雰囲気です。

窓枠も天然木で作られています。

上蓋式冷蔵庫も搭載されていました。

上部収納もたくさんあります。

ガラスカバー付きのシンクとガスレンジもありました。

カセットボンベが装着できるオリジナルのガス供給器です。

シンクの下には電子レンジも搭載。

ベッド展開してみましょう。

マットを支える棒をセットします。

マットを乗せると簡単にベッド展開できました。

1900mm×1200mmの広い空間で大人2人が就寝可能です。

この上に子供用のベッドを配置することもできます。

ベッドの下はラゲッジスペースになって荷物がたくさん積めます。

外で使える折りたたみ式テーブルもありました。

中には給排水タンクがセットされています。

・オークサイド スリーパー

ハイエース スリーパーロングがベースのキャンピングカーです。

ボディ右サイドが拡張されています。

運転席と助手席はオリジナルシート生地のフロント反転対座シートです。

2列目は超快適キャプテンシート!

オットマンとリクライニングでかなりリラックスできます。

読書灯も付いています。

折りたたみ式のテーブルもあります。

オークサイドスリーパーは、後ろのレイアウトがスッキリしています。

キッチンはシンプルなシンクになっています。

引き出し収納もあります。

下側に冷蔵庫が配置されています。

上部収納にはティッシュケースも付いています。

ベッド展開してみましょう。

1800mm×1200mmで大人2名が就寝可能です。

2段ベッドも広くて、1800mm×900mmの広さがあります。

横向きでゆったり寝れますね。

ベッドマットは出窓スペースに収納できるので、移動中も邪魔になりません。

間接照明も良い雰囲気です。

後ろは広いフリースペースで、荷物がたくさん積載できます。

長物も入りますね。

こちらに給排水タンクが設置されています。

・DD(ディーディー)

ハイエース スーパーロングがベースのキャンピングカーです。

カトーモーターさんのラインナップでひときわ大きな車両ですね。
キャブコンのように大きなボディが魅力です。

ダブルデルスタイルといって、ボディ両側が張り出しています。

ルーフもたかく、クイーンハットというオリジナルハイルーフが採用されています。

見た目のインパクトが大きいですね。

窓はアクリル2重窓です。

デザインやロゴもオシャレです。

運転席と助手席はオリジナルシート生地のフロント反転対座シートです。

重厚なエントランスドアを開きます。

目隠しになるシェードも付いています。

木の窓枠にLEDライトも付いています。

シェードと網戸も付いています。

DDの一番の特徴は、なんといっても室内の高さ。
イスの上から立ち上がっても天井に頭が付きません。

入り口入ってすぐのところに下駄箱があります。

キッチンの横には冷蔵庫が配置されています。

カトーモーターさんオリジナルコントロールパネルです。

ガラス蓋付きのシンクもついています。

下には給排水タンクが配置されています。

ベッドの下は広大なラゲッジルームになっています。

後部の常設ベッドは1900mm×1400mmで大人2名が横向きで就寝できます。

常設ベッドの上には収納スペースがあります。

こちらは前方のバンクベッドです。

扉を下ろすとこのように展開します。

1600mm×2000mmの大きな空間です。

折れ板式なので、移動中でも荷物が落ちてきません。

リヤの大型カーゴスペースです。

たくさん荷物が積載できますね。

・メリル

こちらは製造途中のメリルです。

タウンエースがベースの車中泊モデルです。

タウンエースはマイナーチェンジして衝突回避支援システムが搭載されました。

自動ブレーキでより安全性が高まっています。

セカンドシートは前向きにも後ろ向きにも展開できます。

ベッド展開すると、2000mm×1100mmのフルフラットになります。

コントロールパネルとコンセント、12Vソケット、USBがあります。

家具の雰囲気も良いですね。

スライドレールの上に乗っているのでサードシートは着脱可能です。

自転車やバイクなどを運ぶトランポとしての使用も可能です。

上部にはハンガーラックが取り付けられています。

サードシートの下には荷物がたくさん入ります。

リヤ左側の隙間に冷蔵庫が入ります。

■吹雪の中の車中泊

車中泊の動画その1

車中泊の動画その2

車中泊の動画その3

 

カトーモーターさんで1日目の取材を終えました。

エブリイで近くの道の駅にやってきました。
燕三条地場産センターです。

今夜はここで車中泊です。

エブリイ車内にこたつをセットしました。

道の駅パティオにいがたで買ってきた新米オーガニックコシヒカリです。

キャプテンスタッグの飯盒で炊飯します。

無洗米ではないのですが、米を研ぐ場所がないので水を入れてそのまま炊飯します。

ガスコンロで鍋をやります。
イワタニのカセットコンロ達人スリムと、ジュニアマルチプレートです。

このコンビは最強ですね。

鍋に水を注ぎます。

プチッと鍋のキムチ鍋の元を入れます。

自作した簡易換気扇システムを作動します。

ネギを包丁でカットして入れます。

シイタケとなめこも入りました。

白菜も入れていきます。

こちらも道の駅パティオにいがたで買った麒麟山の冬酒です。

淡雪のように穏やかな優しい味わいです。

フルーティで飲みやすく、美味しいお酒でした。

鍋がぐつぐつ煮えてきました。

寒い日に食べる鍋は心も体も温まりますね。

豆腐も入れました。

エスビットポケットストーブとキャプテンスタッグの飯盒で自動炊飯します。

100均の固形燃料に着火します。

これであとは火が消えるまで放置。

鍋に大昇餃子を入れます。

飯盒から湯気が立ち込めてきました。

キムチ鍋の餃子も最高に美味しかったです。

固形燃料が消火したので、タオルでくるんで反転させて10分ほど蒸らします。

10分後、フタを開けてみると上手に米が炊けてました。

炊きたてご飯をすじこで頂きます。

これは最高に美味しかったです♪

のどぐろ味噌汁もいただきます。

小さな粒がのどぐろです。

ご飯にかけてねこまんまにして食べました。

食後は谷川岳の六年水でコーヒーを入れます。

お湯を注ぎます。

スッキリした味わいの美味しいコーヒーになりました。

新潟の夜がふけていきました。

こたつとホットカーペットで就寝しました。

カタリストれいなは、近くのビジネスホテルで宿泊です。

翌朝、目をさますと吹雪になっていました。

エブリイにうっすらと雪が積もっています。

寒いので、お湯を沸かしてモーニングコーヒーを飲みます。

朝も米を焚きます。

エスビットポケットストーブで自動炊飯です。

車内も冷え切っていて、息が白いです。

朝食はのどぐろ茶漬けです。

日本海産のどぐろ使用です。

良い感じで炊けています。

目玉焼きも焼きました。

塩コショウでいただきます。

炊飯も無事に完了。

のどぐろ茶漬けでいただきました。

新潟の食材はどれも美味しいですね。

■エブリイバンの天井と壁の断熱加工DIY

再びカトーモーターさんにお邪魔して、二日目の取材です。
プロのアドバイスを受けながら、エブリイの天井と壁を断熱DIYするという企画です。

加藤さんと野島さんにご協力いただき、素人でも簡単に施工できるやり方を教えていただきました。

まずは、天井の内張りを剥がしていきます。

クリップを抜いて、ルームライトの配線も外します。

シートベルトも外します。

ウェザーストリップも外します。

サンバイザーも外します。

外したネジはなくさないようにマスキングで元の位置にとめておくといいそうです。

野島さんにアドバイスいただきました。
これならパーツをなくすことなく安心して作業できますね。

前側のルームランプとミラーも外します。

アシストグリップも外します。

Aピラーも外します。

天井の内張りが下がってきました。

両側に付いているテープをはがします。

これで天井の内張りが完全に外れました。


以前施工した天井のデッドニングと断熱が見えました。

この上からさらに断熱加工を施していきます。

壁の内張りも外します。

クリップを抜きます。

隙間の長さを測ります。

スライドドアの内張りも外してみました。

ここは雨水が通る場所なので、断熱材は入れないほうがいいとアドバイスを受けました。
グラスウールなどの断熱材は湿気に弱いそうです。

外はめっちゃ雪が積もっています。

近くのホームセンターへ行き材料を購入。

ホームセンタームサシ三条店の資材センターです。

店内はとても広いです。

内装材のコーナーです。

断熱材がありました。

アクリアマットのバラ売りを購入しました。

50×430×2880mmを3つ購入しました。

Z3というスプレーのりも買いました。

カトーモーターさんの工場に戻ってきました。

断熱材を適当な大きさにカットします。

カッターで簡単に切れます。

スプレーのりで断熱材を貼り付けます。

断熱材のほうにスプレーのりを均等に噴射。

しばらくして粘着力が出てきたら、天井に貼り付けます。

この作業を数回繰り返しました。

細かい隙間は断熱材を小さくカットして埋めていきます。

かなりモコモコになりましたね。

壁側も同様に施工します。

結露はしっかりと拭き取ります。

スプレーのりを吹き付けます。

断熱材にも吹き付けます。

断熱材を中に押し込みながら入れていきます。

内張りを戻します。

クリップをはめ込みます。

天井の内張りも戻します。

外した箇所を元に戻します。

クリップをはめ込みます。

断熱材がモコモコしていて、クリップがなかなか入らない箇所がありました。

クリップにシールテープを巻きつけて押し込みました。

 
床の板張りもやりたかったのですが、大雪なので早めに帰宅することに。
やり方だけ教わって、宿題ということになりました。

カトーモーターさん、いろいろとご協力ありがとうございました。

そして、吹雪の中をゆっくり慎重に安全運転で帰宅しました。

三条燕インターチェンジから高速に乗ります。

大雪の中の会社訪問取材、良い思い出になりました。

■今回の記事のまとめ

今回の車中泊を兼ねた出張取材、まさかの大雪でした。

日本海の強風と大雪にお見舞いされながらの貴重な体験。

夜は車が風に煽られてなかなか眠れませんでした。
でも、こたつとホットカーペットで暖かさは快適でした。

天井の断熱もグレードアップしたので、今後の車中泊が楽しみです。

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