以前からずっと気になっていた調理法があります。
そう、燻製です。
燻製って普段の料理ではやらないですよね。
というか、一般家庭の台所ではなかなかやれない。
ということで今回は家キャンの企画として燻製にチャレンジしました。
燻製にもいろんな種類があるので、それぞれ食べ比べしてみることに。
いったいどんな結果になったのでしょうか。
■100均の簡単ダンボールスモーカー
燻製をやるには、燻製器が必要になります。
燻製器にもいろんな種類が販売されています。
値段の高いものから安いものまでピンきりです。
今回は100均ダイソーに売っている簡単ダンボールスモーカーでやることにしました。
たぶんこれが一番お手軽にできる方法だと思います。
100円じゃなくて300円ですけどね。
こちらが簡単ダンボールスモーカーです。
スモークウッド専用の燻製器です。
取扱説明書に組立方法と使い方が図解で丁寧に書かれています。
ダンボールの本体と金網とアルミ皿のセットです。
組み立て方はとても簡単です。
使い方も簡単ですね。
スモークウッドをのせるアルミ皿の下に鉄板などの燃えないものを下敷きにする必要があります。
あとはダンボールの転倒防止のためにブロックや石などの重りになるものを用意しておく必要があります。
実際に組み立ててみましょう。
これは角の凹み部分を目隠しするためのシールです。
こちらがスモークウッドをのせるアルミ皿です。
これが食材をのせる金網。
そしてこれが本体となるダンボールです。
まずはダンボールで箱型に組み立てます。
ケーキの箱みたいな感じです。
四つ角を凹ませて、そのうえに金網をのせます。
金網の上に食材をのせたら上を閉じます。
下にはアルミ皿を入れるための窓があります。
アルミ皿の上にスモークウッドをのせて着火します。
■スモークウッド
燻製をやるには食材をいぶすための熱源が必要になります。
今回はSOTOの切れてるスモークウッド3種類を用意しました。
さくら、くるみ、ヒッコリー
さくら
くるみ
ヒッコリー
どれも魚と肉におすすめと書いてあります。
使いやすく3分割されています。
1本で約90分燃焼します。
効率よく燃えるための凹構造になっています。
スモークウッドの裏面にはワンポイントアドバイスが書かれていました。
ウッドへの着火はコンロやバーナーを使うと便利とのことです。
ウッドを3本続けて燃焼させることもできます。
連結させて置くと3本続けて約5時間燃焼するそうです。
スモークウッドに着火するためのバーナーも買いまいた。
こちらもSOTOのバーナーです。
集中炎とソフト炎の2種類の炎を使い分けることができます。
逆さにしても使用可能です。
フィールドチャッカー ST-N450
■燻製食べ比べ
今回はこちらの食材で食べ比べすることにしました。
チーズ、かまぼこ、たらこ、ポテトチップス、ゆで卵
さくらとヒッコリーとくるみでどんな味の違いが生まれるのか。
楽しみですね~。
明太子とかまぼこを一口サイズにカットします。
これで食材の準備ができました。
スモークウッドは屋外用なので、ベランダでやることにしました。
金網の上に食材をセット。
スモークウッドを取り出します。
バーナーで着火します。
着火できたらダンボールスモーカーの中へ入れます。
上と下の窓を閉じてしばらく放置です。
このように煙がモクモクと出て食材をいぶしていきます。
途中で見たら何度か火が消えていたので、その都度着火し直しました。
スモークウッドは一部分だけじゃなくで、一面全部が完全に燃えていないと消えてしまいます。
最初にしっかりと燃やしてから中に入れるといいですね。
そして1時間が経過。
スモークウッドはまだ燃えていましたが、待ちきれないので途中で消化しました。
食材はこのように見事に燻製されました。
それぞれに色が違いますね。
こちらはくるみです。
ヒッコリーは色がだいぶ濃厚です。
さくらはけっこうマイルドな感じです。
食べ比べしてみると、見た目と同様でした。
くるみとさくらはマイルドな感じにいぶされていました。
ヒッコリーは見た目と同様にかなり濃厚に燻製されていました。
スモークウッドの種類によってそれぞれ違った味わいになりました。
ゆで卵は味付けしなくても燻製するだけで美味しくなりました。
チーズやかまぼこもすごく美味しかったです。
ポテトチップスは煙っぽい味がしてイマイチでした。
たぶん薄さに対して燻製の時間が長すぎたのが原因だと思います。
ポテチは短時間がいいかもですね。
■肉の食材で食べ比べ
次は肉の食材で燻製の食べ比べをしてみました。
あらびきポークウインナーと厚切りベーコンと鶏むね肉です。
鶏むね肉は塩麹に浸けて下処理をしました。
食べやすい大きさにカット。
ベランダでスモークします。
今回もどんな感じで燻製されるのか楽しみですね。
前回残ったスモークウッドを再利用しました。
しばらく放置です。
そして1時間経過。
このように燻製されました。
いい感じでいぶされてますね。
肉の食材もやっぱり前回と同じ結果になりました。
くるみとさくらはマイルドで、ヒッコリーは濃厚にいぶされていました。
見た目も味も同じでしたね。
■魚の食材で食べ比べ
続きまして、魚の食材でも燻製をやってみました。
そこで今回揃えたのはこちらの食材です。
ほたるいか
蒸しほたて
蒸しだこ
しめさば
そして今回は新たにりんごのスモークウッドも加えてみました。
りんごは鶏と白身魚におすすめと書かれていました。
さて、どんな感じで燻製されるのでしょうか。
まずは簡単ダンボールスモーカーを組み立てます。
しめさばを食べやすい大きさにカットします。
ほたるいかの目玉を取り除きます。
タコを一口サイズにカットします。
これで食材の準備ができました。
ベランダにダンボールスモーカーをセットして食材を並べていきます。
燻製する前の状態はこんな感じ。
では、スモークウッドに着火していきます。
フタをして1時間ほど放置。
このように燻製されました。
それでは4種類の燻製を食べ比べていきましょう。
前回までと同様、さくらとくるみはマイルドな燻製加減です。
ヒッコリーは濃く燻製されていました。
そして今回初となるりんごは、けっこうヒッコリーに近くて濃厚に燻製されていました。
りんごは見た目の色も濃かったですからね。
魚の燻製もそれぞれに味と見た目で違いを感じることができました。
■今回の記事のまとめ
そんなわけで、いろんな燻製を比べてみました。
たかが燻製、されど燻製。
味も見た目もガラッと違いが出て楽しかったです。
煙でいぶすだけで食材の味がこんなにも違ってくるのは楽しいですね。
元々は食材の保存のために行われていた燻製。
今ではキャンプの定番料理になっていますからね。
その理由がとてもよくわかりました。
みなさんもぜひ、燻製にチャレンジしてみてくださいね。
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