今回は、草木さんという20代男性、会社員の方の体験談をご紹介します。
草木さんは高校時代、サッカー部に所属していたそうです。
3年生になると、キャプテンを任されることになりました。
そのときの辛くて孤独な体験が、その後の人格形成に大きく影響しているとのことでした。
人を引っ張っていく立場のリーダーっていろんな責任感とか重圧がありますからね。
これを高校時代に体験できたというのは、かなり貴重な体験だったと思います。
■辛い経験こそが人を成長させる
草木さん
20代男性、会社員
ドキドキ・ワクワク体験をしたのはいつですか?
私が今まで生きたなかで一番人生を謳歌できたのは高校の部活動です。
具体的な内容を教えてください
私は小学校の頃から、家の近くのサッカークラブに通っていました。
中学校で本格的にサッカー部に入部をしました。
そこで初めてサッカーの厳しさを体験した気がします。
高校にあがり、サッカー部に入るかどうか迷っていましたが、学校自体が部活動を推奨しており、どこかの部活に入らなければいけない状況でした。
高校のサッカー部は設立まだ5年でそこまで厳しくなさそうということもあり、サッカー部への入部を決めました。
中学校の時に鍛えていたからある程度の練習は覚悟していましたが、練習の過酷さは想像以上でした。
ただサッカーの経験者自体はそこまで多くなく、サッカーのレベル自体はお世辞にも高いとは言えないレベルでした。
私の立ち位置でいうと、中学校の頃は中くらいの実力でしたが、高校では一番の実力者でした。
もちろん悪い気はしないですし、みんなから必要とされていることに優越感を感じました。
もしかしたら、人からこんなにも必要とされたのは初めてだったかもしれません。
初めての夏、3年生にとっては最後の大会で、私も試合に出させて頂けることになりました。
ただし結果は一回戦敗退で、先輩達は全員大泣きしていました。
これを見た2年生と私達1年生は、必ず3年生の屈辱をはらそうと決意しました。
その後練習試合といくつかの大会をこなしていきました。
私が2年生で、一個上の先輩の最後の大会の際に、地区大会を勝ち抜き、都大会の出場を果たしました。
しかし都大会では一回戦で負けてしまい、今度は自分達が最上級生として先輩達の無念を晴らす番だと決意しました。
そしてなんと全員の意見により、自分がキャプテンに任命されました。
最初は戸惑いましたが、みんなからの期待に嬉しく、やってみようと思いました。
やってみると思ったより難しく、特に部員を指導するというところが自分の性格上とても難しく感じました。
また、指導する立場の者としての普段の行動なども意識するようになり、だんだん部員との距離が空いているような感覚に陥りました。
ただ妥協はしたくなかったので、時には厳しさも出し、部員達の為に必死になって指導しました。
そして迎えた最後の大会、見事都大会にはでれましたが、二回戦て敗退となりました。
みんなが泣いているなか、自分は涙は出てきませんでした。
最後までキャプテンとしての振る舞いを気にしてたのかもしれません。
ただし、その後の送別会の際にキャプテンである自分だけに、全員からサッカーボールに寄せ書きを書いたプレゼントをもらいました。
その時は色んな感情が出てきて、涙が止まらなかった事を覚えています。
この時の経験がいまの自分の人格形成にとても影響しています。
■今回の記事のまとめ
高校のときのサッカー部のキャプテンを務めたというエピソードでした。
とても良い経験をされていますね。
みんなを引っ張っていくリーダーっていうのは責任感がハンパないですからね。
まず自分がしっかりしていないと、示しがつきませんからね。
かなり孤独で辛い体験だったと思います。
でも最後にね、寄せ書きが書かれたサッカーボールをもらったのは相当嬉しかったでしょうね。
こういう方が社会に出ると、良いリーダーシップを発揮してくれそうですよね。
高校時代のサッカー部キャプテンの経験を活かして、社会人としても優秀なリーダーになっていってくださいね。
この記事へのコメントはありません。