秋になると色々なものが美味しくなってきますよね。
栗もその代表格ではないでしょうか。
生の栗を買ってきて美味しく甘く茹でる方法を試してみました。
お鍋で簡単に栗を茹でてみよう!おいしい栗のゆで方レシピ
用意するものはたったの4つだけ!!
1: 栗 500g
2: 水 かぶる程度
3: 塩 大さじ1杯
4: 鍋 栗が余裕で入るもの一個
まずは半日、お水に浸そう
水洗いした栗をひたひたになるくらいの水加減で浸します。
これは、お豆を煮るときと同じで、乾燥しているのでしっかりと火が通るようにします。
浮いて来るものは、虫食いや、傷んでいる確率が高いのですが、
でんぷんの含有量によっても少ないものは浮きやすいので、
茹でてみないと分からないです。
実際、今回茹でた栗の中にはいくつも浮いている栗や穴あきの物が含まれていましたが、
むいてみたらなんともなく、美味しく頂けました。
中火の火加減で、コトコトするときに塩を入れよう
一度浸しておいたお水から引き揚げます。
新たにお水を張って栗を入れましょう。水加減はひたひたぐらい。
沸騰してきたら、塩を大さじ1杯入れます。
あとは40分~50分茹でましょう。
茹で上がったら、少し蒸らしましょう
茹で上がった栗はお鍋に入ったまま粗熱が取れるまでしばらく置いておきます。
そうすることで、しっとりしますしむきやすいです。
生の栗をむく時もラクラクにむける方法
実は今まで、栗ご飯にする時は、生の栗をいつも包丁でむいていました。
けっこう量をむくのに時間が掛かっていましたが、
生の栗を速くむけるグッツがあったので試してみました。
使い心地も比べてみたのでよかったらチェックしてみてくださいね。
栗はどうしたらより甘くなる?
甘味増加のキーポイントはたったの2つ
1、0度で低温熟成させる
2、40~70度でゆっくり加熱する
ためしてガッテンで紹介されていましたが、
栗は「0度程度の温度で、保管することで
糖分が3日で約2倍、30日で約4倍」も増加するそうです。
もともと、栗は栗の木の種ですよね。
栗はエネルギーのもととして、でんぷん(炭水化物)を沢山持っています。
でんぷんはアミラーゼという酵素の作用によって、麦芽糖に変わっていきます。
寒い冬を越すと次の春、その糖分によって発芽から成長に繋がっていけます。
その性質を利用して、保存することで甘くおいしい栗が頂けます。
洗って半日お水に浸した栗をビニール袋などに入れて冷蔵保存しましょう。
期間はあなたのお好みで調節してくださいね!
3日で約2倍、30日で約4倍を目安にしましょう。
2つめのポイントの40~70度でゆっくり加熱する方法にすること。
やはり、アミラーゼが活性化されて栗を甘くしてくれます。
これは、お芋も一緒です。
とれたてよりも低温貯蔵してある方が甘味が増します。
レンジでチンするよりも、焼き芋の方が甘味があるのはこの原理があるからです。
常温保存は栗も呼吸するのでオススメできません!
先ほども栗は種だと書きましたが、生きています。
ということは呼吸をしていますね。そうすると、エネルギーを消費します。
そして、エネルギーは糖分なんです。
ですから、呼吸していると甘さも減ってしまいます。
しかし0度だと、呼吸の回数も減りますし、寒さ対策としてアミラーゼが活性化して
糖を作ってくれます。凍結を防ぐために、植物は糖分を増やして身を守ろうとします。
冬のほうれん草などが甘くておいしくなる原理と一緒です!
栗の保存は乾燥しないようにして、チルド室で保存がオススメです。
まとめ
秋の味覚の栗のおいしさの秘訣が分かりました。
お鍋、栗、塩、水の4アイテムだけで、簡単に茹でて食べられます。
是非この時期だけの生の栗をみなさんも楽しんでくださいね。
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