消毒液が欲しいけどアルコール製品がどこにも売っていない!
どうしよう・・・
そんなときは自分で消毒液を作るしかありません。
でも、素人が消毒液なんて作れるの?
って不安に思うかもしれませんね。
実は、消毒液は身近なもので誰でも簡単に作れるんです。
厚生労働省と経済産業省が発表している資料を参考にして実際に消毒液を作ってみました。
■消毒液の作り方
厚生労働省と経済産業省より、新型コロナウイルスに対する感染防止策が発表されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000617981.pdf
まずは、マスクの着用を含む咳エチケットや手洗いをしっかりしましょう。
そしてアルコール消毒等により感染経路を断つことが重要。
身の回りを清潔にすることが大事とされています。
本来であればアルコール製品の消毒液を使用するのが通常ですけどね。
今の時期はほとんどのお店でアルコール製品が売り切れ。
なかなか手に入らない状況ですよね。
そんなときの対策もしっかり分かりやすく公表されています。
食器や手すり、ドアノブなどの身近な物の消毒には熱水や塩素系漂白剤で行うことを徹底してくださいとのこと。
食器やお箸などは、80℃の熱水に10分間さらすと消毒ができるそうです。
次亜塩素酸ナトリウム液の作り方
今回は塩素系漂白剤での消毒液の作り方を実際にやってみました。
準備したのはこちら。
- 花王のキッチンハイター
- 500mlのペットボトル
- 雑巾
- ビニールの手袋
- バケツ
厚生労働省と経済産業省では、0.05%以上の次亜塩素酸ナトリウム液の作り方が紹介されています。
塩素系漂白剤も商品によって濃度が異なるようです。
使用にあたっては、商品パッケージやHPなどを確認するように書かれていました。
今回は花王のキッチンハイターを使うので、花王のホームページを見てみました。
すると、キッチンハイターでも購入した時期によって濃度が異なることがわかりました。
買ったばかりのものは当然濃度が高いです。
購入から3ヶ月、1年、3年と時間の経過につれて濃度が下がっていきます。
購入から3年以上経過した古い製品は次亜塩素酸が著しく低下している場合があるので使用は控えてくださいとのことです。
キッチンハイターで消毒液を作る方法はとても簡単です。
まずは500mlのペットボトルで1リットルの水を計測してバケツなどに入れます。
そこにキッチンハイターを指定された量だけ入れます。
キッチンハイターやペットボトルのキャップで計測します。
キッチンハイターのキャップ1杯:25ml
ペットボトルのキャップ1杯:7.5ml
あとは消毒液を雑巾やウエスなどにしっかり染み込ませて、しぼってから拭き上げします。
消毒液で拭いたところはその後水拭きもします。
ドアノブやテーブルなどを消毒する場合は0.05%の濃度。
トイレ掃除の消毒は0.1%の濃度で行います。
次亜塩素酸の消毒液は作り置きができません。
徐々に分解されて濃度が低下していきます。
できれば毎回使用する分だけ作って使い切るようにしましょう。
■注意事項
次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る際の注意事項はしっかり守りましょう。
ゴム手袋などを着用して素手で次亜塩素酸を触れないようにする。
手指消毒には使用しない。
金属製品や繊維セニ品に使用すると腐食や変色のおそれがある。
十分に換気をすること。
酸や他の薬品と混ざると有毒ガスを発生するので絶対に混ぜないこと。
スプレーで噴霧すると呼吸器に害を及ぼすおそれがあるので避けること。
またスプレー噴霧は菌を撒き散らすおそれもあります。
■石鹸やハンドソープでの手洗い
次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、手指消毒には使えません。
手指に関しては、石鹸やハンドソープを使った丁寧な手洗いでウイルスを除去できます。
手洗いをしたあとにアルコール消毒液を使用する必要はありません。
石鹸やハンドソープで10秒もみあらいしたあと、流水で15秒すすぎます。
手洗いなしの場合、残存ウイルスは約100万個。
1回の手洗いで、残存ウイルスは約0.001%(数十個)に減ります。
2回の手洗いでは、残存ウイルスが約0.0001%(数個)にまで減ります。
■今回の記事のまとめ
キッチンハイターなどで消毒液は簡単に作れます。
でも注意事項はしっかりと守って行ってください。
できるかぎり身の回りを清潔にして、コロナウイルスなどの予防に心がけましょう。
なにをするにも健康第一です。
帰宅したら手洗いうがいを心がけましょう。
部屋の中のよく触る場所は、1日1回食毒液で拭きましょう。
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