江ノ電途中下車ぶらり散歩企画の第4弾です。
前回は鎌倉の海水浴場として人気の由比ヶ浜を散歩しました。
そして、次に向かったのが成就院です。
由比ヶ浜の海水浴場はけっこう範囲が広いので、砂浜を歩いていたら次の長谷駅を通り越して極楽寺のほうまで来ていました。
そこで、江ノ電の駅に戻らずに極楽寺のほうへ徒歩で歩いていくことにしました。
由比ヶ浜から極楽寺へ行く途中に成就院があったので、立ち寄って参拝することにしました。
■成就院ってどんなところ?
成就院ですが、難しい漢字なのでなんて読むのか分からない方もいるかと思います。
僕も最初読めませんでした・・・・
成就院の読み方は、「じょうじゅいん」です。
・成就院の歴史
成就院を建てたのは、鎌倉幕府の第3代執権でる北条義貞です。
平安時代の初期に弘法大師(空海)が数日に渡り護摩供養を行ったとされる地に創建しました。
不動明王を祀って建てられたお寺です。
・成就院からの眺望
この成就院、なんといっても一番の見どころは景色です。
由比ヶ浜から極楽寺へ向かう途中に坂があります。
極楽寺坂と呼ばれる坂で、昔は山間に作られた険しい山道である「切通し」のひとつでした。
この坂を登ってしばらく歩くと左手にお墓と階段が出てきます。
階段のところに成就院の入り口があります。
階段は108段あって、人間の煩悩の数と一緒なんですね。
この階段を登って後ろを振り返ると、由比ヶ浜の海と浜辺を見渡すことができるんです。
ここからの眺望は本当に最高ですよ!
それほど高いところまで登ったわけじゃないんですが、結構高いところから見下ろしている感じになります。
この見晴らしの良さから、昔は鎌倉を守るための要所でもあったそうです。
・参道のあじさい
成就院は、紫陽花(あじさい)でも有名です。
北鎌倉の明月院、長谷の長谷寺とともに紫陽花の三大名所と言われています。
入り口から境内へと続く参道の両脇にたくさんの紫陽花が植えられています。
梅雨の時期になると、青やピンク、紫、白といった色とりどりの紫陽花が見頃を迎えます。
6月中旬から6月下旬にかけてが紫陽花の最盛期ですね。
※7月上旬になると剪定されてしまうそうです。
-改修工事-
成就院は2019年に創建800年を迎えます。
そのため、植樹50年のアジサイの植え替えと参道の改修工事が行われていました。
今はもうアジサイの植え替えと参道の改修工事は終了しています。
鎌倉市より既に2000株のアジサイが植樹されました。
もともとは、般若心経の文字数と同じ262株の紫陽花が植えられていたそうです。
この262株のアジサイは、宮城県の南三陸町に寄贈されました。
東北の地へ成就院のアジサイの縁が広がりましたね。
・境内の様子
境内の中はそれほど広くなく、こじんまりとしたお寺です。
弘法大師の像や文覚荒行像、龍の手水、不動明王像などが祀られています。
・ご利益
成就院は、縁結びのお寺として有名です。
- 縁結御守
- 身代わり御守
- 学業成就御守
- 子授かり・安産御守
不動明王の分身の像を携帯の待受にすると、縁結びのご利益があるという噂もあります。
アジサイだけじゃなく、縁結びのパワースポットとしても有名なんですね。
恋愛で悩んでいる方は、参拝に行ってみると良いことあるかもしれませんよ!
縁結びは恋愛だけじゃなくて、ビジネスパートナーや良好な人間関係にも効果が期待できますね。
・参拝時間
参拝時間ですが、通常は8:00~17:00となっています。
冬季(11月1日~3月1日)は、16:30で閉門となります。
駐車場はありませんので、近くのコインパーキングに停めてから歩いていきましょう。
公衆トイレもありませんので、最寄り駅の極楽寺駅のトイレを利用してください。
・アクセス
成就院の最寄り駅は、江ノ電の極楽寺です。
極楽寺駅から徒歩3分です。
■今回の記事のまとめ
成就院はやっぱり景色が最高でしたね。
階段を登ったところから振り返って見る由比ヶ浜の眺望は、なとも言えない感動がありました!
今回は9月だったのでアジサイは見れませんでしたが、これでアジサイも見れたらもっと最高の景色だったと思います。
次はぜひ、アジサイが見頃のシーズンに来たいと思いました。
次回、極楽寺編へGO!
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